02 TDC年鑑 インタラクティブデザイン賞:中村至男
2002 TDC賞

携帯電話サイト「うごく−ID」

A.D.2000年、佐藤雅彦さんと始めたプロジェクトです。「携帯電話の画面に、名前が動いていたらうれしいのでは」という簡潔なイメージから「うごく-ID」は始まりました。名前を入力して送信すると、アニメーションになって返ってくるというしくみです。しかし当時、最新メディアであるはずの携帯電話で表現できることは、おどろくほど限られていました。a) 少ない画素 (72×94!)b) 少ないアニメ枚数(なんと5枚以内)c) 制限された色数(多くても4色、、)厳しい条件、しかし、それらを受け入れることでできあがった作品たちは、ミニマルにたくましく動き、逆に、このメディアでしかあり得ない表現となれました。そして、2002年となった今日も、webメディアの(楽しくも苦しい)特性「更新」のため、4コママンガ連載の様に、新作に追われ、ドットを打ち込んでいます。


Norio NAKAMURA

1967年川崎市生まれ 日本大学芸術学部卒業後、Sony Music Entertainment入社。97年独立。主な仕事に、PlayStationソフト『I.Q』『I.Q FINAL』(海外版「KURUSHI」)『ポケ単』のプランニング・アートディレクション、99年『広告批評』表紙、おもちゃ『ポンチキ』、明和電機のグラフィックデザインなど。