93 TDC年鑑 一般部門金賞:マシュー・カーター

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1993 TDC賞


 

 

タイプデザイン
「Sophia」

ソフィアはローマ帝国没後1〜2世紀中にカットされ書かれた文字からインスピレーションを受けたものです。当時は外国の文化が古典的正統派に影響を与えていました。アルファベットも変遷のまっただ中にあり、ローマ式フォルムにギリシャやアンシャル書体が混ざりあうかたちでした。この時代は今私たちが暮らしている現代に似ていると私は思っています。つまり、コスモポリタンで、受容的で、多様化していたということです。私はソフィアが現代の落とし子になることを願っています。これは伝統的な書体にそれほど伝統的でないものを混ぜたり、別のパターンを提供するものです。ある特定の文化に属するように創ったものではなく、すべての文化と調和するように創りました。

 

Matthew Carter
書体デザイナーであるマシュー・カーターは手作業によるパンチ文字からコンピュータのフォントまで、書体の関するあらゆるテクノロジーを経験してきた。ライノタイプ社とビットストリーム社で長年仕事をした後、2年前にシャリー・コーンとパートナーシップを組み新会社を設立。マサチューセッツ州ケンブリッジにあるカーター&コーン・タイプ社は、一般販売向けの書体(例えばソフィア)や特別注文によるカスタム・デザイン書体を制作している。