96-97 TDC年鑑 一般部門銅賞:アレシュ・ナイベルト

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1996-97 TDC賞


 

 

エディトリアル「RAUT」

私は1992年に写真家であるトノ・スタノと、その他数人の画家、彫刻家、建築家、作家と共にRAUTマガジンを共同創刊しました。私はこの雑誌の編集長兼グラフィック・デザイナーを務めています。この雑誌では著名なアーティストばかりでなく、全く無名のチェコ文化の担い手達も取り上げています。RAUTマガジンでは、すべての人に同等に紙面が与えられ、たいていはみんなモノクロ写真で紹介します。50cm x 70cmという大きさのページで作業をするのは、通常の雑誌サイズで仕事をするのとはかなり違っています。RAUTは実験であり、試みなのです。私にとっては面白い接触の場となり、同時に自由な表現と選択ができるユニークな可能性を提供してくれます。私は過去に週刊誌 (Reflex)、および数誌の専門月刊誌 (Design Trend、Typographia、Point) などのアート・ディレクターの仕事をしてきました。最近では、保守派政治週刊誌 (Respekt) のグラフィック・コンセプトの変更の仕事をしました。私はとにかく「雑誌」というもののトピックにいつも興味をひかれています。RAUTマガジンは私にとって夢の実現で、これからも仕事を続けていくためのインスピレーションを与えてくれるものです。

 

Ales Najbrt
'62年チェコスロバキア(現在はチェコ共和国)のプラハに生まれる。Secundary Graphic School、School of Applied Artを卒業。主な仕事にプラハのThe Prague 5グループの演劇活動のデザイン(1984年〜)、雑誌「Reflex」のアートディレクション(90〜93年)、韓国エキスポ93のチェコ共和国出展のグラフィックデザイン、ブルノ国際グラフィックデザインビエンナーレ94のグラフィックデザイン、チェコ・フィルハーモニー・オーケストラ100周年('95年)のグラフィックデザインなどがある。また'92年より「RAUT」マガジンの編集長とアートディレクターをつとめる。展覧会を多数開催。主な受賞に「The Most Beautiful Czech Books 96」、第17回ブルノ国際グラフィックデザインビエンナーレ・グランプリ受賞がある。