小林 章 Akira Kobayashi

欧文書体設計家。1960年新潟市に生まれる。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン科卒業。
1983年から約6年間株式会社写研で写植用文字デザインを担当の後、欧文書体の基礎を学ぶ必要を感じて退社する。1989年から約1年半のあいだイギリスに滞在して工芸家との交流や図書館画通いでタイポグラフィについて学ぶ。1990年に帰国の後、字游工房とタイプバンクを経て1997 年にフリーランスの欧文書体設計家として独立 し、2000年までの間にアドビシステムズ(米)、フォントショップ・インターナショ ナル(独)、ITC(米)などから欧文書体を発表。1998年 U&Ic type design competition でCliffordが最優秀賞、本文部門1位 同時 受賞。2000 年 International type design contest でConradが本文部門最優秀賞に選ばれる。他、本文部門を中心に受賞多数。
現在ライノタイプ・ライブラリ社タイプディレクターとしてドイツに在住。 おもな職務は、書体デザインの制作指揮と品質検査、新書体の企画立案など。ヘルマン・ツァップ氏やアド リアン・フルティガー氏など書体デザイン界の巨匠と組んで名作 書体を改刻中。
2001 年のモスクワの新書体コンテストでマシュー・カ ーター氏らと審査員、2004 年ニューヨークでTDCコンテストのタイポグラフィ部門審査、同年ライノタイプ・ライブラリ社新書体コンテストでエッリク・シュピーカーマン氏等と審査員を務める。
また2003 年から 2004 年サントリー社新ロゴタイプ・制定書体プロジェクトのためマシュー・カーター氏とともに来日、応募されたロゴの審査と助言、制定書体の制定などを行う。マシュー・カーター氏、米国の書体デザイナーのジョ ン・ダウナー 氏とともに、書体コンファレンス TypeCon の会期中に、自作の書体デザインを持ち寄った人に対してデザイン的な助言をするコーナーを2002 年から3年連続で開き後進の指導にあたっている。東京TDC賞2007審査員。
著書に「欧文書体ーその背景と使い方」(美術出版社)。また「デザインの現場」で「定番書体徹底解剖」を連載中。